前回に引き続き、アウトドア教室副長の、肉本龍馬でござる!!
先日から、アウトドア教室の基本方針等を熱くお話しさせていただいているでござる!!
前回は、①子供の自立をサポート
について熱くお話しさせていただいたでござる。気になる方は、こちらを読んでくだされ。
今日は、
②子供の才能を引き出す
について熱くお話しさせていただくでござる。熱い苦しいのが苦手な方は、画面から一歩遠ざかってくだされ(笑)
アウトドア教室では、
①子供の才能を引き出す
ことを意識しているでござる。
具体的にどう引き出すかというと?
3つのポイントがあるでござる
①自分でやらせる
②自分でやらなければいけない環境を作る
③子供が泣いても負けない(信じる)
①自分でやらせるは簡単なようで難しい
子供たちに自分の力で体験をさせることが、子供の成長に役に立つことは、誰もがご存知のことだと思うでござる。
が、しかし、自分でやらせるのは、簡単なようで難しいでござる。
なぜならば、子供の作戦に上手く大人が乗せられて、気づけば大人がやってしまうからだ。
子供たちは皆賢い軍師でござる。大人の顔色を伺い、どうすれば大人が助けてくれるか分かっているでござる(笑)
甘えられる大人には、
「できない。」と、悲しそうな顔をして、やってもらおうとしたり、、、
時には、もの凄い可愛い感じで、おねだりしてくるでござる!!
悲しい顔も、おねだりも通じない時は、泣き叫んで、力技で大人の力を借りようとすることもあるでござる。
全てが計算ではなく、生きる為に自然と覚えることだろうが、子供たちの作戦に乗ってしまえば、子供の才能を引き出すという点においては、失敗でござる。
故に、アウトドア教室では、子供たちが
自分でできることは、自分でやってもらうでござる!!
悲しい顔をしても、可愛くおねだりしても、泣いても、BBQ侍は、基本見守るか、手本を見せるだけでござる。
我慢比べみたいなもので、BBQ侍は、どういう作戦を使ってもやってくれない!!
と、理解をすると、自分でやるようになるでござる。
自分でやるようになることで、初めて自分という刀を鍛え、磨き、本来の切れ味(才能)が引き出されるでござる!!
②自分でやらなければいけない環境を作る
日本が平和になり、豊かになったからだと思うでござるが、令和に生きる子供たちは、何もしなくても安心して生きていけるでござる。
何もしなくても、ご飯を食べさせてくれる。
何もしなくても、服やおもちゃが手に入る。
何もしなくても、夏は涼しくて、冬は暖かく生活ができる。
故に、安心して全力でお家でゲームに夢中になれるでござる(笑)
暇な時間が多い故、ゲームに夢中になってしまうのだ。
が、しかし、環境が変わり自分でやらなければならない状況になった時、子供たちはちゃんと目覚めるでござる!!
時には、親でもびっくりするくらい普段できていないことができるでござる!!
アウトドア教室では、ある程度滑床のキャンプ場に慣れて、1人でできることが増えた時に、父上、母上の元からあえて離して、BBQ侍と子供たちだけで、修行を行うでござる(笑)
よく行う釣り修行では、自分で魚を釣り、自分で魚の内臓を取り、自分で火を起こして、ご飯を炊き、魚を焼いて食べてもらう。
釣竿を借りる時に、団子状のエサをもらうのだが、、、このエサでは全く釣れないでござる(笑)
自分でミミズを掘り出したり、BBQ侍が持っている、ブドウ虫という、白くてうじ虫のような虫を餌にしなければ、釣れないでござる(笑)
ほとんどの子供たちが、ミミズやぶどう虫を触るのを嫌がる。ましてや、針につけると、ミミズから体液が出て、痛がり、もだえ苦しむ様子を見ると、ドン引きするでござる!
心優しいBBQ侍は、
「ミミズや虫を触りたくないなら、団子の餌で釣りな!!」
と、言う。
そして、こうも言う。
「釣れないでござるけどな(笑)釣れないと、、、今日のご飯は無しでござる!!はっはっはーーー(笑)」
と笑い飛ばすでござる!!
子供たちは、令和の日本において、ひもじい思いをすることはまず無いでござる!!お腹ぎ空いたら、大人がご飯を作ってくれるでござる。故に、最初は、団子のエサで釣りを始めるでござる。きっと釣れなくてもBBQ侍が釣って食べさせてくれるだろうと思い込んで(笑)
20分、、、30分、、、
1時間ほど釣れないところで、、、
BBQ侍に、ミミズやぶどう虫をつけてほしいと、おねだりをしてくるでござる(笑)
心優しいBBQ侍は、当然エサをつけない。
エサをつけないどころか、団子状のエサを回収してしまうのだ(笑)
「もうご飯いらない!!」
と、言ってみて、侍が諦めるのを待つ子供もいるが、、、
「よし!!断食だ!!拙者も付き合うでござる!!」
と、ノリノリになる侍を見て、、、
『やるしかない!!』
環境になった時に、いろんな能力が引き出されるでござる!!
①勇気を出して素手でミミズを触る
②軍手をしてミミズを触る
③上手く足の上にミミズを置き、ミミズを触らないように、石を使い針を通す
などなど
子供たちによって様々な方法で、問題を解決し始めるでござる!!
ミミズをエサに、釣りを始めると、先程とはガラリと魚の反応が変わり、面白いほど釣れ始める!!
壁を乗り越える時、感動し、夢中になり、繰り返しチャレンジして、成功率が上がり、自信がつく!!
自分の力で、自分の中にある才能を引き出し、使えるようになるでござる!!
釣りだけでなく、火起こしやご飯作りについても同じでござる。
苦労をして釣りをし、火を起こし、腹ペコになった状態でご飯を食べ、後片付けも自分ですることで、新たな才能を引き出すと同時に、魚や食材が簡単に手に入ることの有り難さや、父上、母上が普段してくれていることによって生きていることを感じ、思いやりや、優しい心が育つでござる。
普段感じないことを感じることで、いろんなことを考えるようになるでござる。
やるしかない環境を与えると、子供たちは自然と成長するでござる!!
そして、自分の力で開発した能力は、忘れにくいし、他に活かせる経験値となるでござる!!無理にやらされる勉強と違い、一生役に立つ能力が開花するでござる!!
③子供が泣いても負けない(信じる)
やるしかない状況になっても、なかなか行動できない子供もあるでござる。
普段、自分でやる癖をつけていないから、自分に自信が持てないからだと思うでござる。
魚も釣れない、エサもつけてくれない、ご飯も食べられない。そんな環境下で、泣き崩れ、帰ろうとする子供もいるでござる。
心優しいBBQ侍はそんな時、
「辛いでござるなあ。帰ってもいいでござるよ!!車もないし、バスもないから、歩いてお家まで帰るしかないけど、、、まあ、3日歩いたらお家に着くでござるよ!!」
「もっと泣いていいでござる!!
泣いてもお腹がもっと空くし、侍は助けないでござるよ!!」
と、言うでござる。
もちろん、大怪我をしたような場合、直ぐに救急車を呼んで下山させるでござるが、、、
泣く元気があり、1人で帰る根気がある時は、まだ余裕があり、大人の感情に訴えるという子供の作戦中でござる。
令和の世の中では、大人が折れるでござるが、拙者は、子供たちが本当はできることを知っているし、子供の中に眠っている生きる力を信じているので、子供に負けず、あえて壁になるでござる!!
そして、大泣きしながらも、魚が釣れたら、急に自信をつけ、笑顔になり、魚が釣れたことを自慢し始めるのも、子供たちのたくましい力だと知っているから、あえて、鬼の副長になれるでござる(笑)
時には人に頼ることも大切だが、問題という壁が現れた時、人に頼っていては、上手くいかなかった時に、人のせいにし、成長することもないでござる。自分という刀を鍛え、磨き続けていれば、問題など斬り捨てて、どんどん前に進み、本物の人生を自分で選び、切り拓いていくことができるでござる!!
全ての子供たちに、その才能があることを信じている故、アウトドア教室では、
①自分でやらせる
②自分でやらなければいけない環境を作る
③子供が泣いても負けない(信じる)
の方針を貫くでござる!!
泣いて泣いて、強くなって、自分で色々できるようになった子供たちの顔つきは、一味違うでござるよ!!
余談でござるが、、、
同じ動物で、家畜の動物と、野生で育った動物の脳を調べた研究では、野生の動物の方が、家畜の動物よりも、約7割増しで、脳を使っているということが分かったそうでござる。
ゲームばかりして困るという御家庭では、
一度、江戸時代に戻り、子供でも、お手伝いをしなければ、ご飯は食べられない!!
という家訓を設けてはいかがでござろうか?
腹が減ってはゲームはできぬでござる(笑)
学校から帰ってやらねばならぬことがあると、自然とゲームをする時間は減るでござる!
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