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命をいただくBBQ!!の巻

今月の侍


鍋、ラーメン、おでん!!


冬のメニューの試食を始めめた、


BBQ侍、肉本龍馬でござる!!


寒ければ寒いほど美味しい、


BBQ料理があるでござる!!


松野藩は、朝晩が寒くなってきたでござる。


今年の始めに装備した、


井上鉄工所さんの薪ストーブが、


大活躍で、、、


毎日お客さんが、


薪ストーブの炎で温まりながら、


椅子で気持ちよく寝ているでござる!!



BBQ城の裏メニュー!?


今日は、BBQ城のホームページに載せていない、


サービスについてお話しさせていただくでござる。


なぜ載せていないのか?


それは、BBQ城に遊びに来ていただき、


お互いに仲良くなり、


食べ物の好みや、性格、童たちの身体能力、


どんなことに興味があるのか?


をじっくり聴かせてもらった上で、


お勧めの体験内容を組み立て、


提案させていただいているからでござる!


十人十色のプランがあるから、


一度来ていただけないと分からないのでござる。


命をいただくBBQ序章


10月に御来城していただいた、


とある藩の御家族。


BBQ城は、4回目!!


父上、母上、と童たち3人。


4回目にもなると、火おこしもお手のもの!


たい焼きは焼けるし、


ご飯も炊ける!!


バケットなどの簡単なものは焼けるでござる。


簡単に焼けるものでは物足りないだろう。


ちょうど、アマゴが美味しく育っているとの


情報が入ってきたので、


アマゴを釣り→内蔵とり→串焼き


という、自分で食材を確保し、


自分で魚の命をいただき、


美味しく焼いて食べる!


というBBQを提案させていただいたでござる。


滑床養魚場へ


我が藩では、綺麗な滑床の水で、


川魚を養殖しているでござる。


季節により違うが、


アマゴ、ニジマス、鮎を育てている。


特にアマゴは、赤い斑点が美しく、


渓流の女王と呼ばれる魚。



シンプルな塩焼きも美味しいが、


松野藩の梅塩をすり込んで焼く、


梅塩焼きも美味でござる!!



今回狙うのは、アマゴ。


養魚場では、釣竿とエサを渡してくるでござる。


エサを針につけて、生け簀に投げ込む。


目の前に沢山魚が泳いでいるので、


釣りレベルとしては、初心者向けでござる。


侍は、ほとんど教えない。


釣りは初めてとのことなので、


まずはお手本を見せて、エサをつける。


エサをつけた後は、、、


エサを外す(笑)


やってあげるのは簡単だが、


それでは、童たちの成長は少ないでござる。


故に、見せるだけ。


説明も以上。


細かい説明をしないので、


当然最初は上手くいかない。


怪我をしそうなことをしないよう見守るし、


少しのアドバイスはするが、


自分で釣るまで基本手を出さない。


まずはやってみる!


失敗したら、


「どうすればできる?」


と、工夫をさせる。


やり方を変えてチャレンジさせ、


それでもダメなら、


また工夫をさせ、自分でやらせる。


義務教育では、


先生がサポートしてくれるから、


「質問する力」は育つと感じているでござる。


分からなくなった時、


「分かりません」「教えて」


と頼めば『答え』を教えてもらえる。


でも、人生の大部分は、


義務教育が終わってからが始まり!


そして、学校を卒業してから大切な力は、


『観察力』『工夫する力』『進化力』


だと思うでござる。


誰しもが生きていれば問題にぶつかる。


問題にぶつかった時、


今までと同じことをしていては、


問題はなかなか解決できないでござる。


よく観察し、『なにがいけないのか?』を


発見して、『どうすればいいか?』工夫して、


『新しい自分に変わる』


と、前に進めるでござるが、


これは、筋トレと同じで、


修行が必要でござる!!


その為に、拙者は、童たちと遊ぶ時、


できるだけ教えないでござる。


時に、泣きながら「◯◯して欲しい」


と、頼ってこられることもあるが、、、


「もっと泣け!!泣いてもやらんけど(笑)」


と、『誰かにやってもらう』という


選択肢を断ち切るでござる。


『大人にやってもらう』という


楽な選択肢があるからやらないだけで、


本当は、できるでござる!!


幕末の頃の童たちは、


ご飯を炊くくらい、お茶の子さいさい、


うちの子4歳だったでござる(笑)


拙者は、弟子たちの力を信じているでござる!


ついつい手を貸してやりたくなるけど、、、


出すのは口だけにする。


弟子たちの成長の経験値を奪わないように。


初めての感動と魚との駆け引き


もちろんなのだが、最初は釣れない。


エサだけ上手に取られるでござる。


お魚さんも、釣られる=食べられる


と分かっているから必死でござる。


針ごと飲み込むまでお魚との我慢比べ。




大きく竿が引っ張られたら、釣り上げる!!





上手く釣り上げることができたでござる!!


暴れるお魚も、自分で掴んで、


針も自分で外す。


レベルアップした瞬間でござる!!


命を大切にしたいので、


食べられる分だけ釣る予定だったけど、、、


初めて釣った感動が忘れられない様子。


と、いうことで、、、


追加でニジマスも釣ることに!!


余ったら、冷凍保存しようと、計画変更!!



大きなニジマスも1匹ずつ釣り上げ、



大量のバケツを持って、


養魚場のおっちゃんの元へ向かったでござる。


命の重さを感じたのではないだろうか?


魚の命を奪う作業


魚を釣り上げて終わりではない。


そのままでは美味しく焼けないので、


まずは、魚の内蔵を抜き取る。


川魚くらいの大きさだと、


割り箸を2本、魚の口から突っ込み、


内蔵を挟んで、ひねり取るという方法がある。


まだ生きている魚なので、


当然大暴れするので、


怖がったり、かわいそうになる子もいる。


さあ、今日はどうなる???


泣くのか?やってほしいと頼んでくるのか?



と、思いきや、、、


流石に何度もBBQ城に遊びにくるだけあり、


楽しそうにこなしていく。


城に戻れば、美味しく食べられる!!


というイメージがあるようで、


初めての内蔵取り作業も上手くできたでござる。



泣いたりはしなかったけど、


侍から補足説明。


「お魚がかわいそうと思うかもしれん。


でも、美味しく食べてあげれば、


食べた人の血となり肉となり、


魚を食べた人の中でお魚は生きる!!」


命は繋がれる!!


という説明をさせてもらったでござる。


BBQ城では、


食べ放題や食べきれない量を提供しない。


理由は、命を大切にいただいてほしいから。


魚も肉も野菜も、一瞬で育つわけではない。


何ヶ月、何年もかけて成長し、


何ヶ月、何年もかけて育てられた命。


それを捨てたり、残すことの方が、


かわいそうと思うからでござる。


養魚場に行くと、


魚を育てること、魚が生きていること、


魚を誰かが捌いてくれていること、


魚を誰かが美味しく料理してくれていることを、


目の前で感じることができるでござる。


童たちの感性や想像力を


大きく刺激できるでござる!!


BBQ城にて美味しく「命をいただきます」


城に戻ると、まず火おこし!!


アサヒもをほぐし、


杉葉を下に敷いて、細い木を縦に並べ、、、


ファイヤスターターで火をつけ、


火吹き竹で炎に勢いをつける。


何度も城に来ていると、


大人より火おこしが上手くなるでござる!


林間学校で大活躍間違いなし!!


そしてまずは、ニジマスのムニエルから料理。




小学校3年生だが、


上手にトングを使い、


魚を上手に焼くことができたでござる!!


自分で釣り、自分で内蔵を取って、


自分で焼いたお魚。


ペロリと食べて、


「魚の命をいただいた」でござる!!


この日は、童たちのリクエストで、


デザートにクレープを焼くことに。


薪の炎でクレープを焼くのは、


難しいのだが、、、


焚き火をしながら料理するのが楽しいようで、


夢中になっているうちに、


クレープまで作れるようになったでござる!




命をいただくBBQで得たものは?


夢中になることで、


時間も忘れ、難しいことにもチャレンジでき、


失敗しても、できるまでチャレンジした一日。


この一日の経験値で、どれだけ成長したことか!


命に触れ、命を感じる体験をしたことで、


難しいことをあれこれ口で教えるよりも、


『命の大切さ』を学んでくれたと思うでござる。


自分と同じ命が、動物や植物にもある。


命を感じることができるようになることで、


他人に優しくできたり、


動物や植物など、


自然に対しても優しい心が育つ!!


と、侍は信じているでござる。


『命をいただくBBQ』は、


BBQ城のホームページに載っていないでござる。


故に、体験してみたい方は、


一度BBQ城に来て、


BBQを一緒に体験しながら、


打ち合わせをさせていただければ、


ありがたき幸せでござる。




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